どんな事でも構いません｡どんな些細な事でも構いません｡こころの問題があれば､とにかく受診して下さい｡
もし､こんな事くらいで受診して笑われないか､呆れられないかなどと思われるならば､笑ったり呆れたりする医者の方がおかしいのです｡
専門家でなければ分からない事はありますし､その人がとにかく気に して来ているのだから笑ったり呆れたりするのは大変失礼であり､言語道断です｡
特に精神科･心療内科は専門性が高く､診断も非常に難しい科です｡
大変失礼な申し上げ方ですが､素人判断は大変危険な場合があります｡
精神科･心療内科は人が死なないという方がいますが､自殺者の殆どが自殺の直前は必ずうつ病で あったといわれていますし､うつ病や統合失調症などの15%は自殺企図率があるといわれ､このうち確実に何%かは自殺を遂げています｡
残された方々が｢あの時ああしておけば｣という事がありますが､その｢あの時｣はどんなに勘の鋭い人でも自殺の危機を感じ取る事は極めて困難であった事を物語っている事であり､従って精神科･心療内科の病気も癌や心筋梗塞や脳梗塞などの病気と同じく､死に得る病気なのです｡
ですから､どんな事でも構いませんし､どんな些細な 事でも構いませんので､一度受診してご相談ください｡
結果､何でも無い事だったならば､それはそれで大変結構な事なのですから｡
ﾒﾝﾀﾙｸﾘﾆｯｸやまびこ